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2018.09.17 Monday

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    チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 / リヒテル, カラヤン, ウイーン交響楽団

    2018.05.26 Saturday

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      リヒテルとカラヤンが組んだ、この1962年録音のチャイコフスキーがたまらない。

       

      全てにおいて雄弁な演奏であるのにもかかわらず、この上なくスポーティー。緩急自在に曲をコントロールしているのはカラヤンの力なのかリヒテルの演奏なのか。もちろんそのどちらもそれぞれに寄り添いながらも、お互いの主張を一歩も譲らない雰囲気まで漂う演奏が、これまた聴き手にこの上ない緊張感とカタルシスを与える。

       

      ピアノ協奏曲なのでもちろん聴き所はリヒテルのピアノ。これがとにかくキメる。キメッキメ。歯切れの良さに打鍵のバリエーションの豊かさが加わって、向かうところ敵なしの演奏を聴かせてくる。ピアノが休んだ瞬間、音が箸休めに聞こえてしまうほどに、その主張は激しい。

       

      何よりも一番の聴き所は、これでもかと言わんばかりにキメる縦の強さ。このキメの強さはテクニカルと称するよりも、むしろメカニカルなのではないかと思えてしまうほど。滑らかに歌う箇所においても、決して横滑りすることなく、必ず縦の線を印象強く残している。しかしそれは決して機械的と表するものではなく、曲を美しく歌いながらの縦への明瞭な意識が奏者の中に存在しているからなのだろうと。

       

      もちろんオケとの噛み合い方も明快かつ力強い。特に第3楽章で味わえるこの歯車の見事な噛み合わせは、ピアノ協奏曲界のピタゴラ装置ではないかと。

       

      曲が終わった瞬間に思わず溜め息と拍手が出てしまう濃厚な35分間。名演という表現が決して大げさではない、美しさと力強さを誇っている。それは録音から60年が経とうとしている今においても、何も色褪せるものではない。

       

      ⇒e-onkyo

      Rachmaninov: Piano Concerto No.2 / Tchaikovsky: Piano Concerto No.1

       

      ⇒TOWER RECORDS ONLINE

      チャイコフスキー&ラフマニノフ: ピアノ協奏曲, 他 / スヴャトスラフ・リヒテル

       

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      リヒテル(スヴャトスラフ),ラフマニノフ,チャイコフスキー,ヴィスロツキ(スタニスラフ),カラヤン(ヘルベルト・フォン),ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団,ウィーン交響楽団
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