メンデルスゾーン:交響曲第4番《イタリア》/ アバド, ロンドン交響楽団

2018.03.10 Saturday

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    タイトルに《イタリア》と入っているように、作曲家であるメンデルスゾーンが1830年代初頭にイタリアを訪れた際にインスパイアされて譜面を起こしたと言われている作品。

     

    音楽に印象派や写実派があるとすれば、この楽曲はその中間を取った作風と言えるのでは。旅の印象を譜面に書き下ろすという行為。そこから立ち上げられた音は、イタリアの風景画のように目の前に展開されていく。

     

    楽曲は全体を通して明るく、特に弦楽器が織りなすハーモニーによって、きめ細かな音世界が作られている。

     

    自分がクラシック音楽を聴く際には、建造物に例えてイメージを紐付けることがあるが、この楽曲は土台をしっかりと時間をかけて築き上げ、そして最後の最後(第4楽章)で一気に外観まで造り上げると言った印象を抱きながら聴くことが出来る。

     

    下に紹介しているロンドン交響楽団(LSO)による演奏は、ムースのように滑らかに譜面をなぞり、聴き手にどこまでもロマンティックなイタリアの描写を提供している。弦楽器とそして木管楽器が主導権を握り、スピードが上がったとしても何一つ破綻することなく、どこまでも楽譜にしっかりと食らいついていく様は、聴いていて痛快さをおぼえるほど。

     

    交響曲としては短く、30分にも満たない楽曲ではあるが、イタリア半島を巡る、丁度よいサイズの小旅行的作品とも言えるかもしれない。

     

    尺の短さ、滑らかさ、聴きやすさ、ロマンティックさ。クラシックの入門として持ってくるには、なかなかふさわしい楽曲ではないかと。

     

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    2018.09.17 Monday

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      コメント
      【コメント的裏話】
      振り返ってみると、まだまだ物書きのリハビリ途上で書いた一文なので、自分のことながら、何かが物足りない文章だな、これ。自分的記録物として残しておく分には面白いのか。このサイトの更新を終了したら、ここでの文章を自身所有ドメインのサイトにアーカイブさせる予定なのだけれども、これはないな。うん、ない。

      ただ、演奏はいいですよ、これ。
      • by K.Sato
      • 2018/04/07 6:46 AM
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