新天地でもどうぞよしなに。
僕が勝手に抱いていた「オーケストラ全体をゆったりと楽しむのがブルックナー」と言った印象を見事に覆された、とにかく切れ味の鋭い演奏。斧で大木をガツンと切り倒し、鉈で枝をスパンと切り落として行くが如く。
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そのような中で、果敢に我が道を突き進んだのではないかという...
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月明かりは緩やかに地に降る。そこに息づく夜の動物たちを優しく照らし出す。人のいない時間のうごめき。木から木へと飛び交う羽の音と鳴き声。地を駆ける...
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リストの協奏曲はバレンボイム盤で所有...
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流麗という言葉では足りないほどにブリリアントな響きを聴かせてくれるヴァイオリンの調べと、軽妙な楽団のアンサンブル。初めて聴いた瞬間から耳をがっしりと持っ...
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オーケストラの箱庭とも言えるだろうこの構成には、骨格のガッシリとした交響...
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悔しいことに、美を語る...
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それがショスタコーヴィチの第8番を聴いた時の率直な印象。第一楽章から20分にも及ぶ、紙のようなアダージョ。時折...
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無論、それらはどの作曲家の作品においても言えることではあるが、ことシベリウスに関...
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全てにおいて雄弁な演奏であるのにもかかわらず、この上なくスポーティー。緩急自在に曲をコントロールしているのはカラヤンの力なのかリヒテルの演奏なの...
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ややすると曲全体が嵐の最中にあるようなイメージも持ちうるが、その手綱を緩めない攻撃性が何とも言い難い痛快さ...
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金切り声を上げ、刃物を持って襲いかかったかと思えば、ふとすると優しげな声で語りかけてくる。それが同一人物の中で行われる行為であるのであれば、これは完全に何かが破綻しているとしか言い...
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初めて聴いたのがヴァントとベルリンフィルによる第4番。最早なぜそのディスクを持っていたのかすら忘れてしまったが、10年前の日記を読み返すと「つまらなくはないの...
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バ...
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ところがつい最近、Twit...
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ダンスフロアとなる舞台装置が...
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シューマンを代表する4つの交響曲の中から1曲を。
滔々と流れゆく音に身を任せることの出来る楽曲の一つ。それは楽曲の持つ抱擁力から来るものであり、その抱擁力こそがクラシック音...
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さて、マーラー。1911年没という近代の作家としては、相当に聴き応えのある、現代音楽に入る一歩手前で踏ん張ってクラシックの様式美なるものを継承した人物だ...
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音楽に印象派や写実派があるとすれば、この楽曲はその中間を取っ...
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それがこの楽曲、演奏の第一印象。それもそのはず、この曲の正式名称は『交響曲第7番 イ長調 作品92』。「長調」とは単純に語れば「明るい曲調」と言うこと。
ベートーヴェン...
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音楽のジャンルは幅広く、クラシックなるものをかじり始めたのが2010年過ぎのこと。とは言え「曲が長い」「理解するのが難しい」「専門誌を読んでも専門用語の嵐で訳が分からない」等々、クラシックの敷...
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