モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番 / ハーン, ヤルヴィ, ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン

2018.03.31 Saturday

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    このモーツァルトの楽曲を聴きながら、自分はアイドルユニットPerfumeの「チョコレイト・ディスコ」を思いだしていた。この楽曲はクラシック畑におけるダンスフロアにふさわしい音楽なのではないかと。

     

    ダンスフロアとなる舞台装置がカンマーフィルのオケならば、その上で様々なステップを見せてくれるのが、ヒラリー・ハーンのヴァイオリン。モーツァルトならではの軽快な舞台の上を、隅から隅まで動き、踊り尽くすハーン。

     

    踊りは人間の感情を表現する技法のプリミティヴな一つであり、それは音楽も同様。その親和性を改めてここで説く必要もなく、これらが融合してダンスミュージックとなる。それは例え現代においても、モーツァルトが活躍した18世紀においても、ダンスミュージックとして機能する音楽は、正にその機能のためだけに存在する。

     

    だからこそ思いだしたのは「チョコレイト・ディスコ」であり、250年遡ったクラシックにおけるダンスミュージックを表現したのが、モーツァルトのこの楽曲であり、またこの演奏なのだろうと、つらつらと思ったのだ。

     

    ハーンの演奏は正に譜面をダンスミュージックとして弾き起こしたかのように滑らかなるステップを見せ、また時に激しく床を踏み込む足さばきを見せる。踊りが人間の脳に引き起こす愉悦を余すところなく表現するヴァイオリン。それがこの演奏には感じられるのだ。

     

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